ささぐり極楽霊苑にて、洋型デザインのオリジナル墓石が完成しました。インドM-10黒御影+佐賀県産天山御影

こんにちは、平尾石材店の寺田です。先日、ささぐり極楽霊苑様にて、洋型デザインのオリジナル墓石が完成しました。その様子をご案内いたします。

 

【完成したお墓のお写真です】

 

ご主人様のためにお墓を建てたい奥様と、娘様からのご依頼です。当店のホームページをご覧になり、当店の取り扱っている「カーサメモリア」というデザイン墓石を気に入ったとのことで、お問合せをいただきました。お客様は墓地をお持ちでなかったので、お墓の建立に合わせて霊園もお探しでした。霊園のご案内からスタートし、色々と検討された結果、ささぐり極楽霊苑様に決定されました。

また、墓石に関しては、デザイン墓石のカタログを見て、「黒い石のお墓にしたい」というご希望を伺いました。

ごくらく霊苑様の中で比較的新しい区画をご見学され、この区画を取得されました。日当たりも良く、駐車場もすぐ横にあるので、とても便利です。

 

ごくらく霊苑様には、お墓のそばに水道があり、桶やひしゃくもお使いいただけます。水場はコンクリートではなくレンガ貼りにしてあるので、洋風でオシャレな、明るい印象を与えてくれます。

 

お客様のご希望されたのは「すみれの区」です。

 

区画の様子です。 平坦なつくりで車椅子の方やベビーカーでお子様を連れた方にも安心してお参りいただけるだけでなく、浸透性のある参道は水はけが良いですので、雨の日や、雨の後のお参りも足元が汚れることがありません。

お墓の建立の際、「石の色」をまず1番気にされていましたので、インド産M-10黒御影で全体をおつくりすることにしました。また、ごくらく霊苑様を見学された際、お客様がとても気に入られたお墓があり、そのお墓のデザインを少し取り入れる形となりました。

やはり、実際に建っているお墓を見ると、図面で様々なお墓の案を見ている時と違った印象を受けることもあったり、考えていたデザインが、「お隣のお墓との調和するか」を気にされる方も多いです。実際に見学されると、お墓づくりに対するイメージがよりしやすくなります。

 

お墓が完成しました! インド産の黒御影がとてもきれいに光っています。お名前の彫刻部分は劣化しにくいアルミ箔にて仕上げています。

 

正面のお家のお名前の下には船の彫刻を施しました。亡くなったご主人様が船を設計するお仕事をされていたそうで、実際に設計に携われた船のお写真をお借りし、彫刻が可能なようにパソコンで調整し、それをもとに彫刻しました。

 

お写真では伝わりにくいかもしれませんが、前面にある三角形の部分は光る磨き加工ではなく、サンドブラスト加工にて石肌を出した(光らない)加工になっています。お客様のご希望でこの加工を行いました。

 

納骨室内部の換気を良くするために、納骨室後ろ、左右に空気穴をつくりました。空気穴はステンレス部分がむき出しにならないよう、石の蓋をはめています。

 

納骨室の扉には家紋が彫刻されています。

 

花立ての部分です。ご主人様が佐賀県のご出身とのことで、佐賀県の天山石でつくられています。当初、すべての部分に天山石を使用したいとご希望でしたが、そうすると予算がかなりオーバーしてしまいますので、ワンポイントで花立てに使用することになりました。

船の彫刻もですし、ご出身地の石を使用することなど、亡くなったご主人様に対する想いの溢れる素敵なお墓となりました。お墓の完成まで、娘様が何度もメールでやりとりをしてくださったりと、たくさんご協力いただきました。どうもありがとうございました!また何かお困り事などありましたら、ぜひお気軽にお声掛けください^^

今回のお客様のように、「国産の石をつかいたいけれど、予算が・・・」とお悩みの方も、石をうまく組み合わせておつくりすることで、予算内でご希望の石を取り入れることができます。最初からあきらめてしまわずに、一度ご相談ください。石屋ならではの目線でしっかりと考え、お客様にとって最善のお墓づくりができますよう、サポートさせていただきます!