西部霊園の芝生墓地でご納骨前に。納骨室の洗浄と彫刻、文字色の入替えが完了

ご覧いただきありがとうございます。平尾石材店の寺田と申します。福岡市西部霊園の芝生墓地にて、ご家族様のご納骨前に文字色の入れ替え、納骨室の洗浄、戒名の彫刻をさせていただきました。その様子をご紹介させていただきます!

20数年前、福岡市西部霊園の芝生墓地に、ご家族のためのお墓を建てられたお客様からのご連絡をいただきました。今回、ご家族様が亡くなられ、「追加で戒名を彫刻したい」とお考えでした。インターネットで石材店を探された際に、当店のホームページをご覧いただき、ご相談いただきました。

 

こちらが、施工前のお墓です。古くなった彫刻部分は色が薄くなり、特に家紋の部分は消えかかってしまっています。一度きれいに金箔を取り除いてから、新たに色を入れていきます。後々のメンテナンスのことも考え、金箔ではなく黒での文字入れをご希望でした。

 

法名塔の部分には、かつてはきれいに輝いていた金箔がほとんど残っていません。また、その下の明るい黄色のカシュー塗料も少し剥がれてきています。こちらの部分の金箔の入れ直しをした上で、大切なご家族様の戒名を新しく彫刻させていただくこととなりました。

 

20年以上、風雨に耐えてきたお墓です。墓石背面の文字も、赤と黒で施されていた文字が、ほとんど見えないような状態でした。

 

こちらは、納骨室の入り口のコンクリート蓋をとりはずした状態です。西部霊園の芝墓地の納骨室は特徴的な構造になっており、石の蓋石がついていて、その蓋石の下にコンクリートの蓋石が二重でついています。写真左に写っている特殊な工具で、吊り上げるようなかたちで開けます。右側に納骨室内部が見えていますが、雨水や泥などが長い年月のあいだに浸入してきて、汚れてしまっています。こうした芝墓地の場合、特に注意が必要です。

お客様は当初、追加彫刻のみをお考えでしたが、当店にて事前に行った確認にて分かった文字色の件や納骨室内部の汚れなど、「気になるのではないだろうか・・・」という点をお伝えし、お客様と打ち合わせをさせていただいた結果、文字色の入れ直し、納骨室の洗浄も併せてご依頼いただくことになりました。お喜びいただけるよう、しっかりと施工にとりかかります!!

 

まず、納骨室を高圧洗浄機できれいに洗浄しました。とてもきれいになりました!これで安心してご納骨ができます。

 

法名塔もきれいに色を入れ、以前に比べてかなりはっきり文字が見えるようになりました。

 

背面の文字も、補修したことではっきりと見えるようになりました。

 

完成です! 家紋の部分の色も綺麗に入りました^^ これで気持ちよくご納骨いただけるようになったと思います。

福岡のお墓は一般的に納骨室が地上にあるタイプが多いのですが、芝墓地は地中に納骨室があります。同じようなケースで、ご納骨の当日になって納骨室を開けてみたら・・・! という方がいらっしゃった経験から、事前に納骨室の掃除をご提案させていただき、ご納骨前に事前にきれいにしておくことができて、お客様にもご満足いただけて本当によかったです。

今回、ご納骨式には立ち会っておりませんが、後日、「自分たちでお墓を開けてみることもありませんので、事前確認してもらって、納骨室内部があんなに汚れてしまっていたのに驚きました。無事に納骨式前にお墓を綺麗にしてくれてありがとうございました!」というお声をいただきました。

文字の色落ちと納骨室内部の汚れはあったものの、お墓そのものには特に支障はありませんでしたので、今回きれいにしたことで、またこの先も安心をして、気持ちよくお参りいただけたらと思います^^