こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平と申します。今回は、篠栗極楽霊園さんにて、色鮮やかな色彩花彫刻を施した、自然風の想いのこもった黒御影デザイン墓石をご紹介させていただきます!

 

【完成したお墓のお写真】

今回のお客様は、ホームページを見てお問い合わせくださいました。
当社で取り扱っているデザイン墓石「カーサメモリア 」をごらんになって、こんな感じの自由なデザインのお墓を作りたい!と思われたそうです。

まずは墓地探しからです。
いくつか霊園をご紹介して見学にお連れして、最終的に「ささぐり極楽霊苑」さんに決まりました。このたびお母様が亡くなられ、その息子さんがご相談に来られたのですが、ご本人は遠方にいらっしゃるため、主にお参りをされるのは妹さんとのことでした。その妹さんが糟屋にお住まいでお参りに便利なこと、霊園全体がきれいで、環境・設備面も充実していることが決め手となりました。

 

刻まれた文字は、「かんぱい」と読みます。深く感謝する、感銘というような意味があるそうです。そしてリンドウの花には、「悲しんでいるあなたを愛する」「誠実」などの花言葉があり、どちらも亡くなられたお母様へのお気持ちが伝わってきます。

そしてなんと、この柔らかで印象的なお墓は、お客様ご自身がデザインされたものです!
川の玉石のような、自然のものをモチーフにしたお墓にしたいとのことで、デザイナーの作ったものも見ていただいたのですが、今回はお客様のイメージをそのままかたちにする、という方向になりました。

自然の石のような雰囲気がいいということで、手書きのラフ画を描いていただき、それをもとにこのようなミニチュアを造りました。図面だけでは完成したときのイメージが分かりにくいものですが、こうしてミニチュアを作成して確認いただくと出来上がりのイメージをかなり正確につかむことができます。

 

今回の彫刻は、国内の専門工場に依頼しています。エアブラシで色彩をつけるカラー彫刻になります。彫刻は時間が経つと色がはげたりしてしまうので通常だと10数年から20年くらいの耐久年数ですが、専門の技術ですと私の体感ではそれより確実に長持ちします。

 

建立された方のお名前を入れる部分です。こちらの霊園はお墓どうしが背中合わせになるので、通常は背面に彫刻するのですが、今回はお墓の場所が右の角地ということで、右側の側面に施しました。

 

線香立てと花立てです。全体的にすっきりしたデザインがいいとのことでしたので、下の台の部分をくり抜いて、あえて扉をつけず、そこを線香立てにしています。花立ても、別途に作るのではなく台石に穴を開けました。
お客様の「すっきりとしたデザインがいい」というご希望に沿ったものになったと思います。お掃除もしやすそうですね。

 

納骨室の扉です。こちらも、別に法名碑を設けるのではなく、扉部分を利用することで、お客様のご希望に沿うようにすっきりと仕上げました。

 

納骨室の空気口です。左右と後ろの3方向にあります。ステンレス製で、納骨室内部に湿気がたまらないようにしています。

 

完成したお墓は、自然の川の玉石を思わせる柔らかいデザインの黒御影石に、カラー彫刻のリンドウと想いのこもった言葉が映える、素敵なお墓になりました!

お客様には、イメージどおりの柔らかい雰囲気のお墓ができてよかったと言っていただき、ほっとしました。
また、台石をくり抜いたりする工夫で、お客様のご希望のひとつだった「すっきりしたデザイン」もかなえることができ、主にお参りをされる妹さんにも、お掃除もしやすそう!と喜んでいただきました^^

今回は形がないところからのスタートで、何度も打ち合わせをすることになり恐縮でしたが、その甲斐あってとても素敵なお墓になり、ほんとうに良かったです。特にミニチュアを作って完成のイメージをつかんでいただくことで、お客様とイメージを共有することができたのが大きかったと思います。手間暇を惜しまずに丁寧に、当たり前ですが大切なことなんだなと改めて感じました。
お客様のご希望に沿ったものを、一からお客様と一緒に作り上げていく、とてもいいお仕事をさせていただきました。ありがとうございました!