福岡市立三日月山霊園にて、墓前灯篭の新設。昨年お墓を建立いただいたお客様

こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。福岡市立三日月山霊園にて、墓前灯篭の追加設置をさせていただきました!!

 

設置完了のようす

三日月山霊園 4㎡ 灯篭の新設

 

 

ご相談いただいた経緯とお墓の状況

以前弊社でお墓を建立させていただいたお客様からご相談をいただきました。お墓に灯篭を設置したいとのことで、早速お墓へ確認に向かいました。

 

目指すお墓は、東区にある福岡市営三日月山霊園の7区にありました。三日月山霊園が開園したころ、初期に拓かれた区画です。

 

こちらがお客様のお墓です。令和3年に建てさせていただいたばかりです。色々な石材店さんを比較検討されている中で、ホームページを通じて弊社にもお話をいただきました。「コンパクトでよいので費用をなるべく抑えたい」とお考えで、その中でも石目が細かい石を使用したり、石塔の形をご指定いただいたり、ご予算内でもご希望を叶えたお墓作りをお手伝いいたしました。

 

お墓の左手前には、ベンチも設けられています。今回はこのベンチの手前、お墓の入り口左右に「灯篭が欲しい」とご連絡をいただきました。周りのお墓にも灯篭を備えているお墓がたくさんあったので、何もないのは少し寂しい感じがしたのかもしれませんね。ご希望を伺って、まずは図面でご提案しました。

 

今回ご提案したのは、高さを抑えた墓前灯篭です。耐震性も考えて、安定感のあるどっしりしたものが良いとご希望でした。形としては角灯篭ですが、とがった部分を抑えた安全性の高いデザインの、オリジナルの灯篭です。

 

灯篭個別の図面です。高さは50cmほどと抑えてあります。背の高い墓前灯篭も区画内には見られましたが、やはり高さを抑えた方が安定感があり、万一の地震などの揺れにも安心です。ご提案を気に入っていただけてお任せいただけることになり、製作に入りました。

 

灯篭が完成しました!

灯篭の製作、据え付けが完了です!!

 

灯篭全体です。図面のご提案時に、どっしりとしていて安定感があり、地面との接地面が比較的大きいので耐震の面でも安心できること、スッキリとした角灯篭でお墓の雰囲気に調和しながらも、笠の角がとがっていないので安全性も高いことなどをご説明するととても気に入っていただけて、一回のご提案でOKをいただきました^^ 大きく見えて存在感がありつつも、ご指定のスペースにきちんと収まり、邪魔にならない作りです。

 

笠部分です。四隅に立体加工を付けてボリューム感があります。お掃除やお参りの際に笠の先端がひっかかって、けがをすることもありません。

 

火袋部分です。少し傾斜をつけたデザインになっています。お写真を撮った際はまだ目地打ちが完全に終了していなかったので、このあと仕上げを行いました。

 

石の種類は中国産のAG98という目の細かい白御影石です。お墓本体と同じ石を使用しています。お墓もまだ建てられたばかりなので色合いの違いもなく、違和感ない自然な仕上がりです。お参りする際にもベンチで休まれる際にも邪魔になることはなく、もともとあったようにお墓に溶け込んでいます。

 

工事を終えて・・・

 

最近では墓前灯篭を設置することも昔ほど多くはない印象ですが、お客様のお墓のある区画は開園から間もないころに建てられた、昔ながらのお墓もまだたくさんある区画なので、お参りをされているうちに「うちにも灯篭があったらいいな」と思われたのかもしれません。建てられたばかりのお墓ですが、それだけ思い入れを持っていただけているということでもあり、工事をお任せいただけた弊社としても嬉しい限りです! お墓のバージョンアップというところでしょうか?^^ またお声かけいただけたことも、大変ありがたかったです。何かございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。

灯篭の追加設置は、最近も時々いただく案件です。高さを抑えた地震に強い設計のものはやはり人気があり、デザインも最近多い洋型のお墓に合うようなものなど様々なものがあります。灯篭だけでなく腰かけて休憩できるベンチなど、建立当初は必要ないと思われていたものでも、お参りをされているうちに「もっとこんなお墓にしたいな」と感じることもあるかと思います。ご希望の方は、お気軽にご相談いただければ幸いです。