こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。田川郡福智町のお寺様墓地にて、お墓の正面文字や家紋の彫り直し等をさせていただきましたので、ご紹介いたします。

施工前後のようす

田川郡福智町 寺院墓地 正面文字や家紋の彫り直し・色の入れ直し

 

ご相談の経緯、ご希望やお墓の状況

3年ほど前に、追加彫刻のご依頼をいただいたお客様から、今回またお声かけいただくことができました。ありがとうございます^^ 奥様方のお墓のことで相談したいというご連絡で、ご来店いただいて詳しくお話をうかがうことになりました。

お話を伺うと、奥様のご実家のお墓を今後継ぐ方がいないので、お客様が見ていくことになったということでした。そこで、今後お墓を継ぐにあたり、正面のお名前部分等を支障のないようにしたいとご希望でした。

 

こちらがご相談のお墓です。田川郡福智町の寺院墓地にありました。

 

お墓正面には、奥様のご実家のご苗字が入っています。お客様とお話して、今回はこちらの文字は棹石の前面をカットして磨き直し、新たに彫刻をすることをご提案しました。

 

背面は、建立年月日と建立者の方のお名前が入っています。

 

水鉢です。前面に、奥様のご実家の家紋が入っています。こちらにはご両家の家紋を入れることになりました。

 

法名塔です。こちらにも額字の部分にご家名があります。

 

門柱にも家紋がありました。こちらは、階段や囲いの部分との組み合わせがあるので、ここを彫り直すためにはこの辺りを一度取り外す必要があり、費用も掛かり、構造的にも変化が大きくなるため、別の方法をとることになりました。

 

完成です

ご予算を考慮しながらご希望を叶えた施工が完了です!
こちらは棹石です。このように、正面文字を「南無阿弥陀仏」のお念仏に彫刻し直しました。

お寺様にお経をあげていただいてから一旦工場へ持ち帰った棹石は、前面の文字部分を削りとって磨きました。今回は、2,5cmほど削りました。その後、棹石の頭部分の修正加工をして、新たに文字彫刻をしました。事前にお寺様にも相談されて、正面文字の入れ替えについては特にご指導はなく、ご両家のお名前を入れる案などもありましたが、お寺様のご宗旨にあったお念仏を入れることになりました。

お墓の文字の彫り直しに関する記事

●平尾霊園にて、棹石をカットして彫刻し直して神道式のお墓へ変更。土間部分の沈下も直し、安心してお参りできるお墓へ
●ご先祖様の墓石部分を再加工。正面文字の彫刻直し全面リフォームが完了。地下型納骨から地上型へ、市立平尾霊園にて
●ご両家墓の建立者名の変更が完了。平尾霊園の棹石の再研磨と彫刻し直しです。10年前にお墓を建てていただいたお客様
●平尾霊園にて、棹石前面を削って、ご家名から「和」一文字へ彫刻変更、植木の伐採を行いました。
●墓石正面のお名前の彫り直し、雑草対策として透水性土間舗装、ズレや欠けの修理を行いました。3年程前にご相談いただいたお客様、福岡市立平尾霊園

 

棹石の頭部分です。前面を削ったため、この部分は手加工できれいに面取り加工を施して、形を整えました。

 

後方の建立年月日などの文字はそのままに、きれいに洗って色の入れ直しを行いました。

 

側面には、改修された方のお名前や年月日を彫刻しています。ご提案すると、「せっかくだから残そうか」とおっしゃって、こちらに記録として残すことができました。

 

水鉢です。ご両家の家紋を左右に並べて彫刻しました。こちらも一旦工場へ持ち帰り、家紋部分を1cmほど削り取って磨き直し、彫刻しています。

 

法名碑です。ご家名があった額字部分はこのように削って磨き直しました。これで、ご両家の方のお名前を入れることができます。

 

門柱部分はこのようになりました! 色合いや模様の似た石を板状に加工して、そこにご家名を彫刻して貼り付けています。

 

左右それぞれ、ご両家のお名前が入っています。2cmくらいの厚みのある板石です。

 

お墓のある場所は、このように見晴らしの良い場所でした。ツツジの花もずいぶん咲いています。緑がとてもきれいな季節になりましたね。

 

施工を終えて・・・

他にもご希望はあったのですが、ご用意されているご予算などから、今回は優先されるものからできる限りさせていただきました。完成のご連絡を差し上げて、お写真も郵送でお送りしました。お客様は福岡市内にお住まいですので、なかなかすぐにはお参りにお越しになれない距離ですが、近いうちに見ていただけると思います。今回は田川郡でのお仕事でしたが、お客様のように田川のご出身で今は福岡市に住まいの方が、近くの石材店ということで当店にご依頼をくださることもたびたびあります。飯塚のバイパスが整備されたので、アクセスもずいぶん便利になりました。年に数回は伺っています。

今回は、棹石などの彫刻をし直すお仕事でした。同じように、奥様のご実家のお墓を継いでいくにあたり支障のないようにしたいというご相談は、当店でもよくいただくご相談のひとつです。今回のように彫刻部分を削りとって磨き直し、新たに彫刻するという方法以外にも、棹石をすべて作り替えることもひとつの方法です。お客様も当初は作り替えることを検討されていましたが、削って彫り直す方法をご提案し、門柱部分もプレートを貼り付ける工夫で大がかりな工事を避けることができたので、ご希望を叶えつつ、用意されているご予算にも収めることができました。今回のように、これまで大切にしてきたお墓を活かしながら、費用も抑えて施工することも、工夫次第で可能になります。当店ではこれまでの多数の経験から、最適な方法を考えてご提案しています。どうぞ安心してご相談ください。

既存のお墓を活かしたリフォーム等に関する記事

●管理の大変だったお墓を、地上式納骨室のフラットなお墓へリフォーム。既存の石と新しい石を工夫して組み合わせた素敵なお墓
●福岡市営平尾霊園にて、墓石本体を再活用し、フラットで地上納骨型のお墓へ建替えリフォーム工事を行いました。
●水が溜まっていないか心配される地下納骨型のお墓を、地上型納骨室のお墓へ改修工事。福岡市営平尾霊園にて
●篠栗霊園からお住まい近くの平尾霊園へ。地上式外柵の新設とお墓の引越し、改葬が完了。
●平尾霊園にて既存の墓石を利用したお墓の作り直し(徳山石)と外柵の作り替えリフォームが完成
●地下式納骨室を地上式の観音扉式納骨室へリフォーム。雑草対策で石貼り+透水性土間舗装、お墓のクリーニングと目地入れ等が完了。ベンチも新設、平尾霊園にて
●平尾霊園に、「楽」の字が印象的なフラットでバリアフリーのお墓建て替えが完了。家紋付きの花立ては再加工して活用、石張りのお墓へ