福岡市立平尾霊園に、デザイン墓石カーサメモリアをアレンジした、工夫が光る「絆」のお墓が完成!

こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。平尾霊園の23区にて、デザイン墓石カーサメモリアをアレンジした、様々な工夫が光るお墓をご紹介いたします!

 

完成したお墓

平尾霊園23区6㎡ 新設 中国G688(青御影石)・インドYKD(黒御影石)

 

ご相談いただいた経緯とご要望

平尾霊園に当選されて、建立をお考えのお客様がご来店くださいました。実際に店舗で対面で相談ができる石材店を探して、門前の石屋さん数軒に話を聞かれている中、当店にもお越しくださいました。

当選された区画があるのは、平尾霊園の23区です。霊園の入り口から一番奥に入っていった先の、てっぺんにある区画です。山側にあって少し傾斜がありますが、自然に囲まれた静かな環境です。

お墓については、当初は観音扉式のお墓がいいとご希望でした。昔よく建てられていた地下に納骨室があるタイプのお墓ではなく、近年増平尾霊園にも増えてきた地上に納骨室があって、観音扉で納骨のしやすいお墓です。また、6㎡と広さのある墓地で石のボリュームが増えると費用面もかさむため、できるだけ費用面も抑えることも念頭に置きながら、ほかの石屋さんも含め、色々なお墓を検討されていました。んな中、当店でご案内しているデザイナーによる設計のデザイン墓石「カーサメモリア」のパンフレットや施工例をご覧いただくと、「お墓の形って色々なんだね!」と、従来のお墓とは違うデザイン性の高いお墓があることにも興味を持たれていました。

 

参考としたお墓 【カーサメモリア Ten-ichi テン・イチ】

カーサメモリア」は、専門のプロデザイナーが墓石本体や外柵までトータルで設計しているデザイン墓石です。洗練されたスッキリとしたデザインが、従来のお墓のイメージではないお墓を建てたいとご希望の方にとても人気があります。デザイン集や背施工例などを色々と見ていくうちに、「廻りと同じようなお墓でなくてもいいかな」と思うようになり、気に入られたカーサメモリアのお墓をイメージしつつ、お客様らしいお墓へカスタマイズしてご提案させていただき、弊社に建立をお任せいただけることになりました。
 

 

完成したお墓です!

完成したお墓です。すっきりとしたスクエア型の棹石は、右端の黒御影石のプレートがワンポイントになっています。参考としたカーサメモリアのデザインを、ご希望を伺いながらアレンジしました。一般的な洋型のお墓よりも横幅を広く持たせています。費用面でのご負担を減らすため、使用する石のボリュームをできる限り抑えつつも、重厚で存在感のある印象も損なわないように、縦横の比率を考えました。

 

黒御影石のプレートには「絆」の文字を彫刻しました。書体も言葉も、カーサメモリアの書家の方が書かれたもので、気に入っていただけました。文字には白色を入れています。文字の大きさは何度も調整し、プレートのや香立ての幅も変更するなどしてバランスを整えました。

 

上から見るとこのような造りになっています。黒御影石のプレートを接着した形ですが、ヨド加工で陰影ができ、立体的で奥行きが感じられるデザインです。今回参考としたお墓とは違った形ですが、以前に施工したカーサメモリアのお墓にも同じような形のものがありました。

(ヨド加工:石の角を直角に切り取った加工)

 

香立です。お墓の台石部分の中央をくり抜いて空間を設け、屋根部分を付けています。スッキリとした全体のイメージにぴったりです。

 

角の部分は緩やかな丸みを付けました。直線の多いデザインの中でも、柔らかさを感じさせる部分です。

 

花立は、台石部分に一体になった形です。台石に穴が開いていて花筒を入れているので、深さも十分です。花筒の下に丸い形状の笠石を付けて、シンプルな中にもデザイン性を持たせました。お写真ではよく見えづらいですが、側面に水抜き穴も設けて、中に水が溜まらないようにしています。

 

拝石です。通常、こうした造りのお墓では、この拝石部分を取り外して納骨する形が多いですが、今回はここは開閉はできません。お供物を置いておくスペースとして使っていただけます。

 

お墓の前は、大きくすべり止め加工をしました。バーナー仕上げといって、表面がザラッとした質感になり、濡れても滑りにくくなっています。また、周りに柵は設けずフラットな造りです。当初は柵を付ける案もあったのですが、この場所は周りに樹木が多いため、周りのお墓を見ていると、柵の内側に落ち葉が溜まってしまっているお墓も見られました。そこで、お掃除がしやすく雨水もたまりにくいよう、柵のないシンプルな造りで外に向かってわずかな傾斜を設けました。

 

後方です。実は、今回のお墓はこのようにお墓の背面に扉があって、ここから納骨する形をとっています。お墓の位置までの高さがあるため、通路に立ったまましゃがむことなく納骨ができるように設計しました。

 

扉の上は鴨居風の石をデザインしました。納骨がしやすく、石のボリュームも抑えた造りです。様々な工夫をして、お客様のご要望を叶えることができました。

 

お墓作りを終えて・・・

お引き渡しも無事に終えました。他県にあるご実家のお墓から、近いうちにご遺骨をお引越しされる予定です。お客様は霊園をよくお散歩されていて、工事中にもたびたび見学にお越し下さり、お店にも何度もお越しくださいました。なので、こちらからご連絡をする前に完成したお墓をご覧くださっていて、「イメージ通りです!」と大変喜んでいただくことができました。今回は、石の使用量をできるだけ抑えつつも大きく重厚に見えるようにと工夫して設計をしましたが、思っていたより大きくて立派だったととても嬉しいお言葉もいただきました^^ ご希望を叶えながら喜んでいただけるお墓となるように、色々な工夫を凝らし、私にとっても大変思い出深いお墓作りとなりました。どうぞこれからも末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

近年は、従来の形にとらわれず、お客様それぞれの価値観でお墓作りをされる方も増えてきました。様々なご要望にお応えできるよう、今後も創意工夫を重ねてたくさんの方に喜んでいただきたいと思います。