福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平と申します。福岡市南区の平尾墓地で天山石の墓石をクリーニングし、目地補修をしました。その時の様子をご紹介いたします^^

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平尾霊園にお墓をお持ちのお客様からのご依頼です。 お墓を建ててから約20年ほど建っているのですが、「目地部分が古くなってしまっている」「水垢が気になる」と気になっていらっしゃったそうです。平尾石材店が建立をさせていただいたお墓ではないのですが、以前、当店へ戒名の彫刻をご依頼いただいたことをきっかけに、今回もお電話をくださいました。

0022_2こちらが補修前のお墓です。

 

このように黒ずんでいます。20年程前に入れたシリコンの目地が取れてしまっている状態です。

 

005入口の階段横の部分は、このように目地が取れてしまい、隙間が空いてしまっている状態でした。この状態ですと、水垢が付きやすくなってしまうことと、最悪の場合は石がズレてしまいます。今回の場合は、幸いなことに石のズレはありませんでしたので、目地をしっかり補修することにしました。

(※目地部分に隙間がある場合、そこに水が溜まってしまい、寒い日などはその水が氷ることで膨張し、石のズレの原因になることがあります。)

 

006こちらは納骨室の扉の部分です。扉と下の石の間に水が溜まり、水垢がついてしまっていました。(※お墓をおつくりする際に、扉の下の敷居石がほんの少し前に傾斜していて水が溜まらないような設計にしてあれば、このようなことは起きにくくなります)

お客様のお墓は佐賀県産の天山石という、とても良い石を使ってつくられていましたので、磨き直せば、また綺麗なお墓に生まれかわります。そのことをお伝えし、黒ずみはしっかりと磨き直し、全体的に取れてしまった目地もしっかりと補修する、ということになりました。

 

b_a_0823_3_3クリーニングが終わりました!クリーニングは黒ずんでいるところだけではなく、その他の部分も磨きましたので、新しくお墓を建て直したかのように綺麗になりました。 また、水垢を綺麗に除去し、接着効果が得られる状態で目地を補修しましたので、今後も20年程度は防水効果を発揮し、綺麗な状態で保つことができると思います。

 

b_a_0823_3_4隙間があいてしまっていた入口の階段横の部分も、このように綺麗になりました。

 

b_a_0823_3_2  扉の下の部分の水垢も、このように綺麗になりました!扉に入れてある家紋の金箔も薄くなってしまっていたので入れ直しました。

 

水鉢の部分も真っ黒になってしまっていましたので、しっかりと磨き、石肌がしっかりと出て、新しくおつくりしたように綺麗になりました。目地もしっかり補修しています。

 

蓮華石の部分はとても細かい凹凸がありますので、汚れが付きやすく、汚れが取りにくい場所です。専用の機械が入らないところは、また別の機械を使用しながら、職人さんがひとつひとつ丁寧に磨き上げていきます。とても時間のかかる作業ですが、確実に汚れを落とすために大切な作業です。

 

0012_2お写真では見えにくいのですが、ベンチ石やお花立て、法名塔など、動かせるものは全て取り外し、全て磨き上げています。

仕上がったお墓を見て、「お墓参りに行くたびに、気になっていた黒ずみがなくなって、びっくりするほど綺麗になりました。目地を綺麗にしてもらったので、石のつなぎ目がないように見えて、新しく建てたようで嬉しいです!」とお喜びいただきました。

近年、お墓のクリーニングのご依頼をいただくことが増えて参りました。「今まで大切に受け継がれてきたお墓を、今後もしっかりと守っていきたい」とお考えの方が多いのだと思います。年月が経ったお墓を、これまでも専門のお墓クリーニング用の薬品を使用してご対応していましたが、今回のお客様のように、もともとの石が品質の良い物を使用されているお墓の場合は、薬品でのクリーニングではなく、磨き直すことで、新しく建てた時と同じような輝きを取り戻すことができることを、改めて実感いたしました。

古き良い技術はそのままに、新しい良い技術を混ぜ合わせ、当店でできる最善の方法で、お客様のお悩みを解決し、喜んでいただけるお墓仕事ができますよう、今後もしっかりと学んでいきたいと思います!