インド産黒御影石SG-2のお墓完成。福岡市立西部霊園の芝生墓地にて

こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。福岡市立西部霊園芝生墓地にて、インド産SG-2のお墓を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!!

 

完成したお墓

【福岡市立西部霊園 新設 インド産SG-2】

 

ご相談いただいた経緯と墓地のようす

福岡市の西部霊園に墓地を取得された方からお墓の建立をご相談いただきました。当店の近くにお住まいということもあって以前から当店のことをご存じだったようで、お店に直接お越しくださいました。お話をうかがって、現地をご一緒に確認しに向かいました。

 

福岡市西区羽根戸にある西部霊園の芝生墓地です。飯森山のふもとにあってとても見晴らしがよく、お天気も良かったので気持ちの良い風景が広がっていました。

福岡市西部霊園でのお墓工事に関する記事

●24年前に生前建墓されたお墓のお墓じまい・解体撤去作業を行いました。福岡市営西部霊園17区にて
●インド産(M-10)黒御影を使用したシンプルなデザインの洋型のお墓が完成いたしました。福岡市営西部霊園に
●福岡市の西部霊園で砂利の間から生える雑草にお悩みのお客様より。砂利石部分の透水性土間舗装の防草工事が完了
●数年前に追加彫刻をいただいたお客様より、お墓のクリーニング、棹石・霊標の金箔入れ、目地修理のご依頼をいただきました。福岡市西部霊園
●納骨室の洗浄と戒名彫刻、文字色の入替え等が完了。福岡市西部霊園の芝生墓地にて。
●インド産ケント黒御影と中国688白御影を組み合わせた、コントラストの美しいデザイン墓石が完成しました。カーサメモリア、福岡市西部霊園

 

たくさんのお墓が並ぶ中に、お客様の取得された区画がありました。

 

西部霊園の芝生墓地では、コンクリートの納骨室がこのように既設された状態で募集されています。

 

左下には区画番号が記されています。お客様とご一緒に確認しました。

その後お話を伺ったり、ご一緒に周りのお墓を見学したりしました。こちらの芝墓地に建てるお墓は、規格でだいたいの寸法や形が決まっていますが、希望に応じてある程度の変更が可能です。お墓の形状や正面文字、使用する石種などのご希望を伺ってそれに沿った設計図をご提案、採用していただき、お墓製作に入りました。

それでは、お客様からいただいたご希望と合わせて、お墓の細部をご紹介いたします!

 

完成したお墓とお客様のご希望

黒御影石に「ありがとう」と優しい文字で書かれた、温かみのあるお墓です。墓所内を見学された際、「黒っぽい石は高級感があるね」と黒系の石を選ばれました。インド産のSG-2という硬くて品質の良い黒御影石で、真っ黒というより少し模様が見える、特徴のある石です。

 

「ありがとう」の文字はお孫さんが描かれたものです。柔らかい筆致で、どこかホッとするような雰囲気ですよね^^ 文字や彫刻の色は銀色の箔を入れ、棹石正面は額出し加工となっています。

 

棹石の頭部分はこのように丸みのある形状にしました。磨きのツヤのりもとてもよく、SG-2の特徴的な模様がきれいに見えています。

 

「花の彫刻を入れたい」というご希望をいただいたので、華やかな雰囲気のものをご提案して採用して頂きました。「ありがとう」の文字を挟むように、左右の角に配置しました。黒御影石に銀色の箔は、文字も彫刻もとても映えてきれいなので人気があります。

 

花立前面には、ご家族様のご希望でシーサーを彫刻しました。亡くなられたご家族様もシーサーを飾っておられたそうで、皆様で話し合われて、守り神であるシーサーを彫刻することにされました。

 

中央の線香・蝋燭立の前面は、「家族仲良く」という意味を込めて、「絆」の文字を彫刻しています。これは文字の周りに銀色の箔を入れました。花立や線香・蝋燭立はすべて角を面取りして丸みを持たせているので、見た目もきれいで柔らかい印象になり、お掃除の際などに万一ぶつかっても欠けにくく安全でもあります。

 

芝台の側面には空気口を設けました。従来のお墓よりもこの芝台に少し厚みを持たせることにより、このように空気口を設けて納骨室内の換気ができるように設計しました。特に西部霊園の芝生墓地では、近年この設計が多くなっています。

 

背面の建立年月と建立者の方のお名前です。お隣やお向かいのお墓と見比べると、従来のお墓との形状の違いがお分かりいただけると思います。

 

法名碑は、一番下に敷板を設置しました。周りのお墓を見学すると分かるのですが、この敷板がない左右の台座のみの墓誌だと、長い年月が経つと歪みが生じてしまうこともあります。このような敷板を設けることで点ではなく面で支え、将来にわたって安心していただけるようご提案して採用して頂けました。

 

お墓作りを終えて・・・

完成後、お引き渡しも無事に終わりました。お墓の完成を楽しみにしていたお客様は、お引き渡しの前にも何度もご家族で見に来てくださっていました。理想のお墓の完成をとても喜んでくださり、ご近所様ということもあって、「これからもよろしくお願いします」とおっしゃってくださいました。このたびは大切なお墓の建立をお任せいただいて、ありがとうございました。このお墓の持つホッとするようなあたたかい雰囲気は、墓地内でも格別でした。きっと亡くなられたご家族様にも、皆様の想いは伝わっていると思います。何かお困りの際にはまたお気軽にお声かけいただければ幸いです。お店の方へも遊びにいらしてください^^

今回は、福岡市立西部霊園 芝生墓地でのお墓建立でした。決められた規格があるため、どうしても決まったようなお墓になってしまう中でも、たくさんの彫刻でにぎやかな温かみのあるお墓を造り上げることができ、お客様の想いを叶え、お客様らしい個性を出すことができたのではないかと思います。近年は、従来のイメージにとらわれない、自由な発想のお墓も増えています。私達石材店は、「こんなお墓を作りたい」というお客様の想いを形にすることで、お客様らしいお墓を作るお手伝いをしています。「こんなことはできる?」というご相談ももちろん大歓迎です! ご一緒に考え、ご希望にお応えするため精一杯お手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください^^

お墓の新設に関する記事

●2色の色遣いが華やかな、細部にこだわったデザイン墓石が完成。「絆」の文字を飾る水流と桜の花、ささぐり極楽霊苑にて
●「光」の一文字が印象的な、南アフリカ産ラステンバーグ(黒御影石)のお墓。仕上げの違いでコントラストを表現、糟屋郡篠栗町の篠栗霊園にて
●平尾霊園にて、中国産635ピンク(桜御影)を使用した洋型墓石を建立。広々として全体に柔らかい印象のお墓
●既存の外柵を活かした、個性が光るデザインのお墓が完成。地上式納骨室と透水性土間舗装、大野城市牛頸の福岡中央霊園にて
●約10㎡の広い墓地に、ふんだんにアール加工を施したインド産アーバングレイのお墓が完成。平尾霊園にて
●インド産アーバングレイを使用した、丸みのある柔らかい雰囲気の洋型のお墓が完成しました。ささぐり極楽霊苑の蓮区1.5㎡にて