インド産黒御影Ｍ-10の高級感あるお墓が完成。納骨堂からのお引越し、宗像市ルンビニー墓苑の1.5㎡のコンパクトな墓地

こんにちは！　福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。今回は、宗像市のルンビニー墓苑の1.5㎡のコンパクトな墓地に、インド産の黒御影Ｍ-10の高級感あるお墓が完成しましたので、ご紹介します！^^

 

完成したお墓

 

経緯とご要望

今回のお客様は、北九州に納骨堂をすでにお持ちでしたが、やはりお住まい近くにお墓がほしいということで引越しを検討されていて、お住まい近くのルンビニー墓苑を選ばれ、お墓を建てることになりました。お考えのご予算にも叶う、1.5㎡のコンパクトな広さのちょうどよい区画です。

お墓に関しては、デザインや外観等の詳細はこちらからのご提案を採用していただいたところが大きかったですが、石の種類にはこだわっておられました。使用したのはインド産の黒御影Ｍ-10という石です。お客様は黒っぽい石をご希望で、墓所内でも似た色や質感のＭ-13という石で作られたお墓等も見ていただいたのですが、いま現在、採掘状況や石の状態がよく、とても安定してご提供できるということでこのＭ-10をご提案し、採用していただきました。

お墓の詳細

棹石部分です。「棹石の横幅はボリュームをもたせてほしい」ということでしたので、今回は墓誌を足元に設置して、棹石の横幅を確保しました。
また、お墓の高さは周りのお墓と調和するようにしました。

 

棹石の頭はこのようなオリジナルのデザインにしました。石の採掘状況や状態も安定している石ということで、とてもツヤ乗りが良く、磨かれた表面は周りの景色を映すほどです！

 

香炉部分です。雨ざらしにならないよう、扉つきのものをご用意しました。扉を観音開きに開いてお供えします。印の部分は風や揺れなどで扉が開いてしまわないように、扉止めの石をつけています。

 

お花立てです。角に丸みを持たせて柔らかく洋風なデザインにしました。香炉の部分は手が当たったりして傷つけないよう、こちらもアールを持たせた加工をしています。このアールの部分は、機械だけでなく手磨きで加工します。石の状態も良いので、とてもツヤよく仕上がっています！

 

納骨室の扉部分には家紋を入れました。黒御影石なので、はっきりと見えるように白色で入れています。棹石や墓誌など、他の部分の文字の色も今回はすべて白です。ご提案した中からお選びいただきました。

 

墓誌です。今回は足元に設置しました。墓誌の台座は、踏み石の延長にある縁石と兼用する設計にして、入り口の横幅やお参り部分を広く取れるようにしました。墓誌の頭の部分もお墓本体と同様に丸みを持たせて調和をとりました。

 

お墓作りを終えて・・・

お引渡しとご納骨も終わり、とても喜んでいただけました。とても状態の良いきれいな石をお選びいただけたので、つややかで高級感あるお墓に仕上がりました！！

今回は、すでに納骨堂をお持ちのお客様が、お住まい近くにお墓を建ててご遺骨をお引越しされるという形でした。宗像と北九州でしたら車で1時間ちょっとの距離ではありますが、頻繁にお参りに行かれるには少し不便かな、という距離でもあります。「いつかは引越ししたい」と考えておられたと思いますが、それが叶ってホッとされたのではないでしょうか^^

お客様は石の種類も慎重に考えていらっしゃって色々と見ていただいたのですが、状態のいい石の情報が入っていましたのでおすすめすることができ、ご満足いただけました。今回はタイミングにも恵まれ、こだわりの石の選定のお手伝いができてよかったです^^ 今後も、お客様のご要望を叶えられるような、プロ目線でのご提案ができるように努めていきたいと思います。